2007年10月10日

侯孝賢, 就是溜溜她(Cute Girl), 1980

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ついにホウ監督の初期作品を見ることができた!! これはデビュー作。ほんっとたわいのない、ありきたりなお話しの部類に入るんだけど、どこかほかの映画とは違うし、何かに似ているようだけどそれが何だったか思い出せないようなそんな変な雰囲気の映画。うーん、やっぱりちょっと変わった監督だったのねはじめから。

 変わっているのは、冒頭の足ショットからなんだけれども、足をうつされていた人たちが田舎に来て会って、子持ちの男が蛇に足噛まれたとかいってナイフみたいな剣で足を切られたりとか、好きになった彼女の婚約相手と無理矢理仲良くなって彼女をそっちのけにしたりとか、ちょっとどこかずれてるというか、明らかに過剰な部分があるのが面白いわけ。ユーモアもたくさんあって、こういうの、初期の小津ぐらいしか取れない類のものだと思うんだよなあ。

 しかしこんなに明るい映画ではじめた人が、憂鬱な楽園、みたいな同じように南部が出てくるのに、あんなに陰鬱というか、よどんだ雰囲気の映画を撮るようになるなんて、ほんと不思議だよなあ。
posted by 映画狂人百歩手前 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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