2008年06月28日

Raoul Walsh, White Heat(白熱), 1949, 114min

James Cagneyが「マザーコンプレックスの異常性格者」を演じていることで有名なこの映画、でも私の興味はそこよりも、いろんな場所が舞台になったり、面白い小道具が出てくる映画という感じ。コンプレックスの対象であるおばあちゃん役のMargaret Wycherlyも迫力あった。刑事役のEdmond O'Brienもよい。

まず、冒頭は列車強盗で、強盗中に事故で仲間が蒸気におもいっきりあたって怪我をしてしまう。蒸気で怪我するっていうのがなんか新鮮ではないか? あらかじめジャックして速度を落としておいた列車にトンネルの出口で待ち構えていて飛び乗るっていうのも、新鮮。そして、今度は主人公は刑務所にはいる。ギャング映画にはやはり刑務所。そして潜入操作する刑事。ああ、王道ですねえ。刑務所でみんなが同じ服着てそろって食事しているところでギャグニーが異常者みたいに怒りまくるというシーンもよい。脱出の仕方なんかには、どことなく時代を感じさせるとこがある。

出てから、おばあちゃんが警察に車で追われる。三人で逃げるときに、ドライブインシアターに隠れる。その言葉は聞いたことはあったけれど初めて見た「ドライブインシアター」。ほんとに車で入って、窓にスピーカかけてくれるの。出るときどうするんだろ。そんで、追跡のときには、ラジオを改造したものでなんか電波をだして、それを二つの警察車両から探知して、本部で位置を割り出すのね。これも、とても雰囲気が出ていてわくわくする。

そんで最後は、「世界のてっぺんだ!」とか言ってタンクの上で爆発して終わり。いいねえ、この破天荒な感じ。これは、主役のキャラも、プロットもいいし、出てくるシーンや小道具も面白い。さすがに、いまだに名作扱いされている昔の映画だけあるなあって感じ。ギャング映画の古典中の古典です。

追記:ドライブインシアターは今でも日本には一箇所だけあるそうです。うおー超いってみてー。二人以上だと3400円とからしいけど、後部座席に乗っていても見えないから、二人以上はありえないと思う。ここはFMで聞くタイプらしい。みなさんも、ぜひデートにどうぞ。



posted by 映画狂人百歩手前 at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 1940年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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