2011年10月06日

Ismaël Ferroukhi, Les hommes libres, 2011

ドイツ占領下のパリで、レジスタンスに参加したあるアラブ人青年の物語。ドイツ占領下のパリってのはなんだか郷愁をかきたてるのか、よく題材になるけれど、アラブ人が主人公ってのは今までなかったと思う。アラブ人がフランス人を助けるって話もまあ滅多にない。



はじめはヴィシー政権側の政府からパリのあるモスクを見張るように命令されていたアラブ人の青年が、モスク周辺で歌を歌っていたサリムという青年との友情をきっかけにレジスタンスに加わる。じつは政府側を裏切るとことか、サリムと仲良くなるところかあっさり描かれていて、彼の心境にどういう変化があったのかはほとんど分からない。よく言えば淡々としている。

さて、モスクはじつはユダヤ人たちにアラブ人であるという偽の証明書を配っていた。それでモスクが怪しまれて、サリムも捕まったりする。助かる人も助からない人もいる。これは実話に基づいているらしく、サリムはやがてパリでバーを開いて、アンダルシアの歌を広めたらしい。映画の中でも、彼の歌がけっこうフィーチャーされていて、これがなかなかよかった。
posted by 映画狂人百歩手前 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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