2011年09月17日

Nanni Moretti, Habemus Papam, 2011

監督はナンニ・モレッティ、主演はMichel Piccoli、脚本はNanni MorettiとFrancesco PiccoloとFederica Pontremoli、撮影はAlessandro Pesciのイタリア映画。


「Habemus Papam」とは新しい教皇が誕生したとき、サンピエトロ広場で枢機卿がいうラテン語で、文字通りには「私たちは教皇をもっている」という意味の言葉。これは、そのとき、バルコニーに顔を出せないで逃げ出す教皇の話。偶然選ばれてしまって鬱になってしまった教皇は、精神分析家を呼んでもらうけどなにも変わらず、ついに教皇庁を逃げ出して街を放浪するが、人々はまだ教皇が中にいると思いこんでいる・・・



まあ舞台がバチカンだとか、鬱の教皇だとか、そういうのはすべて滑稽さを醸し出すための味付けだと思っていい。別にこの映画はカトリックを批判したいわけでも、宗教をおちょくりたいわけでもなく、教皇がいるのに不在で誰かもわからず、当の本人はそのニュースを街角で見ているとか、そういうシュールな状況をおもしろがるところに本質がある。枢機卿がなぜか精神分析家の指導の元バレーボール大会をはじめるのもおかしい。

この監督の作品は見たことがなかったれど、今年58になる巨匠だ。歳をとって、好き勝手なことをやっているという感じ。演出も堂に入っているし、各俳優の味わいも面白い。こういう映画は経験をうまく積んだ監督にしかとれなないと思う。
posted by 映画狂人百歩手前 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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